王貞治と言えば、世界のホームラン王!さらにワールドベースボールで初代のチャンピオンとして、日本チームを指揮してくれました。巨人とダイエーホークスの監督として、両リーグで日本一にもなったすごい人ですよ。
そんな王貞治の名言はどんなものがあって、何が意味に隠れているのでしょうか?今回はその内容をじっくり見ていきますね。
王貞治の名言と意味とは?
王貞治が残した名言はたくさんあります。中でも選りすぐりの座右の銘にしたくなるような内容を、紹介しますね。その名言がこちらです。
これまた素晴らしい言葉です。意味はこういった内容になります。
これは王貞治自身が以下3つの挫折を経て、出てきた言葉なのです。
- 高校受験で志望校に入られなかった
- 高3で甲子園に出られなかった
- プロでピッチャーから打者に転向させられた
3回も挫折してしまえば、正直モチベーションを維持すること自体、辛かったと思いますね。私であれば1回目は大丈夫でも、2回目で相当ヘコタレテしまいそうですからね。
さらにプロに入って打者に転向してから、全く打てなかった経験があるのです。ファンからは、酷い罵声を浴びていたようですよ。だってプロとして初めて打席に立った日から、26打席中のヒットはゼロでしたからね。1試合4打席とすれば、6試合はすべて4タコってこと。
しかし王貞治は諦めずスランプを抜け出すために、努力を重ねたのです。それが試合の前後の早朝や深夜などに行われた、コーチの家の畳の上での一日1000回以上の素振りでした。その特訓をして編み出したのが、あの有名な一本足打法だったのです。
努力して努力して努力して挫折があっても継続して続けることによって、成功に近づくという意味が込められているのでしょう。
この点が隠れて、深い内容になっていますね。その後王貞治は、巨人の中で欠かすことのできないスター選手へと成長していきます。
王貞治とはどんな人?
王貞治は東京府東京市本所区(現在は東京都墨田区になっています)で、1940年の5月10日に王貞治は生まれました。父親が中華民国国籍の王仕福で、母親が日本人の登美という方です。
生まれた時は仮死状態で6人兄弟の次男として生まれたのですが、一命をとりとめた後も病弱でした。しかし、成長していくにつれて頑強な体になったのです。
小学生の頃に当時、横綱だった吉葉山から「君は、相撲取りになりなさい」と言ってもらえるほど相撲が強かったようですよ。
現役時代の身長は177センチ79キロで、現代のプロ野球ではちょっと細い体格です。それでも一日に1000回以上の素振りをしていたことが細マッチョで狂人の身体を作り上げ、ホームランバッターとして成長できた証なのでしょうね。
王貞治の成績とは?
王貞治の代表的な成績は、レギュラーシーズン中に通算本塁打868本を記録したことです。さらに2,786本のヒットを積み重ね、名球会入りも果たしています。
また初めての国民栄誉賞の受賞者でもあります。その後には昭和の歌姫である美空ひばりや、サザエさんの作者の長谷川町子なども受賞していますよ。最近では、フィギュアスケートの羽生結弦がこの賞をとっています。
さらには、2010年に文化功労者としても賞を受け取っていますね。同じ年に、ゲゲゲの鬼太郎の作者の水木しげるやiPS細胞で有名な山中伸弥、女優の吉永小百合も受賞しました。
王貞治はどんな人物?
若い頃のインタビュー映像を見ていると、深みのある声でハキハキと受け答えをしているのが印象的です。凛とした好青年といったところですね。
そして選手引退後の王貞治は、巨人の助監督や監督。ダイエーやソフトバンクの監督を経て、WCBF(世界少年野球推進委員会)の理事長をも務めています。そこで遊びと学びが共存している野球教室を、運営しているのです。
子供達に友情を育むことの大切さを第一に優先し、国境を超えて野球を教えていまよ。
王貞治はなぜ成功したの?
王貞治は世界記録となるレギュラーシーズン通算本塁打868本を打ち、世界の王と名を残しました。ホームランバッターとして、成功したのも過言ではないでしょう。ではなぜ成功できたのか、疑問になりませんか?
やはりカギとなるのが、「努力は必ず報われる。もしも報われない努力があるのだとすれば、それはまだ努力とは呼べない。」の名言なんです。というのも、挫折を繰り返してもモチベーション維持できたことが、本当にすごい人だと感じますね。
さらに王貞治の練習内容は、すさまじく緊迫したものがあったようです。中でもすごいのが、天井から吊り下げた糸の先に付けた紙を日本刀で切るというもの。これは打席内で集中力を高めることで、邪念を払うようにという精神鍛錬の目的があったのです。
当時の同期生は、その姿を正座して見ていたようですよ。
エピソードとして、以下を引用させてもらいますね。
この時の練習の過酷さ、練習量を表すエピソードとして「練習に使った部屋の畳が擦れて減り、ささくれ立った」「練習の翌朝、顔を洗おうと、腕を動かそうとしたが動かなかった」という話がある。
引用:Wikipedia
毎日の練習内容から一気に本塁打の量産ペースを上げて、ホームランバッターに成長したのです。さらには長く破られていなかったシーズン55本の本塁打が、生まれました。
やはり人間誰しも、努力することが大前提なんですね。結果が生まれないということは、まだまだ努力が不足しているってこと。
もし生まれたとしてもそれに満足せず、精進して続けることが大事。頑張らないといけませんね。
まとめ
王貞治みたいな偉大な人でもコツコツと努力を続けたことで、大きな結果が生まれたのです。
長い人生は、山あり谷ありがあって当然。それでも継続することで結果が付いてくるし、諦めないことが重要になってくるのでしょうね。私ももっともっと成長していきたいです。
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